新型コロナウィルス

新型コロナウィルス。
俺の第一波が過ぎてから東京はしばらく経ちました。

第二波が来るのも時間の問題かもしれませんが、僕は日本のお国柄というか、日本人の性質というか、そういう観点から見るともうアメリカや、欧州、ブラジルのような感染拡大は起こらないような気がします。

ところでボイストレーニングの観点から新型コロナウィルス感染についてちょっと解説したいと思うんですが。
基本的に同じ室内でボイストレーナーと生徒さんが接している状態で2メートル以上距離があったとしても大声を出してしまうと飛沫感染しやすくなります。
結論として完全に防備するには、発声をする以上は不可能なのです。

しかしボイストレーニングが声を出す事が全てかと言うと全くそういうわけではありません。
例えば声を出さないハミングのようなトレーニング方法もありますし、こういう時だからこそ音楽的な知識を高めていく(つまり座学を学んでいく)ことが重要だと思います。

フィジカルなトレーニングを行う事はもちろん大事なのですけれども、頭に知識をため込んでいくトレーニングと言うのも同時に非常に大事なことです。
しかしながら通常のボイストレーニングではフィジカルな面のみが強調されやすく知識を頭にため込んでいくと言うことがおざなりになっていることもよくあります。

またリモートレッスンを行うことも実は良い面もあります。

頭に知識をため込んでいくトレーニングと言うのも同時に非常に大事なことです。
しかしながら通常のボイストレーニングではフィジカルな面のみが強調されやすく知識を頭にため込んでいくと言うことがおざなりになっていることもよくあります。

またリモートレッスンを行うことも実は良い面もあります。
リモートレッスンと言うのは的を得たことを中心に喋っていかなければなりません、つまり喋りに無駄がなくレッスンを遂行していくことができるのです。
つまりそれは通常のレッスンよりも集中力が高まっていくと言うことなのでこれはトレーナーとしても生徒さんにとっても良いことです。
ズームやFaceTimeを使うことによってやりづらい点も当然出てきますけれども、そこを補っていくことを努力しながらレッスンをしていくことができれば結果的に内容が通常のレッスンよりも良くなる可能性もあります。
可能性があると言うよりは、実際に今回第一波を経験してリモートを行った結果、良いレッスン内容を作り上げていくことができた例も多々ありました。

このような前例のない新型コロナウィルス感染拡大と言うことではありますが、様々なイノベーションは社会が一旦ごちゃっとなった上で起こり得ます。
ボイストレーニング業界におけるイノベーションもこの新型コロナウィルス感染によってもたらされるものだと考えており、さらには音楽業界全般にイノベーションが起こっていくと考えられます。

ちなみに音楽業界では、音楽の届け方は変わるかもしれませんが、基本的にライブをやらない社会になるとか、そういうことにはまずなりえないはずです。
音楽は生で感じて感動するもの、この点についてはイノベーション等必要なく、古来より未来に至るまで決して変わることがない部分なのでしょう。

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