仕事としての音楽の遅れ

音楽系アーティスト、もしくはミュージシャンというカテゴリの職業で稼ぐのは大変だと思います。
差別化するわけではないのですが、一般的にサラリーマンの方々と比べて秀でた才能が必要だからです。
また才能だけではなく、……うーん、私の場合であれば名前が青木と言いますが。
であれば、株式会社青木という音楽会社を運営しないといけないわけです。

だから給料が毎月決まっている方々とはそこが違うのです。
不安定な職業です。

何の話をしたいのか?と言いますと。
夢を抱いてアーティストや歌手になりたいと言う人は良いし多いと思うんですけど、現実を知って欲しいです。
実は音楽先進国と言うのものは、アメリカ、イギリス、日本、韓国あたりなのですが、日本が一番遅れています。
何が遅れているのか?と言いますと、現実を理解していないという点で遅れています。
他の先進国は才能主義なのですが、日本は違うのです。

音楽先進国はギャランティーを重要とします。
どんなにペーペーでも演奏するなら『まずはギャラはいくらですか?ただではやりませんよ』という意思表示があります。
音楽がまずはテーブルの上の取り決めから始まるのです。
でも日本はまぁ、やってもいいよ、無償でもね、楽しければまずokっていう文化なのです。

従って才能がある人間と極端に才能が乏しい人間が激しくかい離してしまうのです。
私は今37歳なのですが、生きている間にそのかい離を狭めたいと社会に思っています。
音楽はエンターテインメント事業としてハリウッドなどでも成立している様に日本でも成立するはずです、もっと。
その一翼を担いたいですね、裏方としてで良いんで、音楽産業が健全化する事を切に願い、そうなる様に尽力したいです。

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