好きなミュージシャン

『好きなミュージシャンは誰ですか?』

そんな質問を受ける事がたまにあります。
決まって僕の答えは『いません』です。

いや。

正確には『いる』のかもしれません。
でも言葉に出したり文字にして答えるなら『いません』と答えるんだと思います。

僕は自分の仕事において求める事の一つにオリジナリティーと言うものがあります。
要するに個性です。
個性の解釈は人それぞれ、様々なんですが、この場合はなるべく唯一無二の作品を作ろう、という事になります。

唯一無二を考える場合、自分が誰々が好きですって事を安易に書いてしまうと、その好きな人の延長線上に自分がいる事になってしまい都合が悪いのです。
仮に僕の作品や考えが誰かに似ていると思われた場合は仕方がありませんが、自分から好んで趣味趣向は言わない方が良いかなと思います。

こういう事を書くと『面倒臭い奴だ』と思われるかもしれません(笑)
大体ミュージシャンなんて面倒臭い人間ばかりなのです。
これ、本当です。

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